2009年04月30日
自分で出来る補助的なシロアリ対策
外周りでの写真です。
まずは通風孔を塞ぐ様に
物が置かれている状況です。
ここの床下は乾燥していましたが
風の流れを遮る場合があります。
それともう一つ、壁の高さまで
荷物が達しています。
この裏は影となり、シロアリを
外から侵入させる場合があります。
物の置き方一つで簡単に予防対策になります。
基礎周りにはなるべく物は置かない、
置くとしたらなるべく基礎と離してやる、
それだけです。
基礎や表面のモルタルに
クラックが入っている場合は更に注意しましょう。
2009年04月28日
着色剤
イエシロアリ生息地域での調査です。
新築以降何もしていないとの事で点検しました。
土台などにはオレンジ色の着色材が残っていましたが
やはり化粧柱には着色されていません。というか色が付いていてはできません。
場所は玄関横にある和室です。
イエシロアリは、薬剤を撒いてあろうと
突破するときには突破しますし、玄関付近は特に注意です。
着色された薬剤は目には見えますが
こういう結果になりますので私は嫌いです。
無色で必ずやってほしい部分です。
この間の話の背割れもあるでしょうし・・・。
おまけです。根太なんかの薬剤なんかはどうでもいいです。
このような場所に目残しはいけません。
2009年04月26日
2009年04月25日
ネバダオオシロアリ
今日は薬剤メーカーさん、薬剤技術研究者さん達と
ネバダオオシロアリを採取するため
兵庫県まで出張してきました。
このシロアリも外来種でありますが
なぜか兵庫県の、ある山林のごく一部に生息しているようです。
写真は兵蟻(兵隊アリ)ですが
オオシロアリだけあってさすがに大きくて迫力あります。
住宅への被害報告はまだないようですが
被害の可能性はありますので生息が広がらない事を願うばかりです。
(採取している皆さん)
2009年04月24日
背割れ
和室などの化粧柱に使われる無垢の柱は
この様に「背割れ」という切り込みが入れられます。
これが無いと表面などに亀裂が入ってしまうからです。
しかしこれはシロアリにとっては通路となってしまいます。
特にイエシロアリは、この背割れを通っての天井裏被害が目立ちます。
よく新築で、ハケでオレンジ色を付けている現場を見かけますが
後でこっそり見てみると、このような箇所に色が付いてないんですよね・・・。
以前仲間に聞いたのですが、「玄関の化粧柱に穴をあけると
真ん中あたりに被害がある」と言った業者がいたぞ、と聞きました。
それだからその業者は土台から何からみんな穴をあけるそうです。
大笑いです。言葉もありません・・・。
それは被害でもなんでもありません。
まぎれもない背割れです!
2009年04月22日
コクワガタ
我が家のクワガタケースです。
暖かくなってきたこの頃、
頻繁に見かけるようになりました。
この中には数匹のオス、メスが入っていますが
昨年は増えすぎたため今年は気をつけなければいけません。
近親交配も避なければならないし、案外手間もかかるんですよ…。
そして思ったよりも手間がかからないのがオオクワガタ。
お父様方の暇つぶしにはお薦めです。
Posted by あり屋 at
22:35
│Comments(4)
2009年04月20日
道具
良い仕事をされる技術者の皆さんは
作業道具にはかなりのこだわりがあります。
中には薬液を通し、放置すれば、薬剤成分や
細かなゴミが詰まってしまうものなどもありますが
私が以前、同業者にノズルを貸せた時、
使用後には、次に使うときのことを考え、
真水を通し、詰まり確認までして大切に扱ってくれる方がいました。
逆に、この道具は詰まりやすいから面倒だと言った方もおりましたが、
この両者には、仕事を見ていても明らかに技術に差があるように思いました。
道具とは自分たちにとって、手や指の様なものです。
そして道具を大切にして、考えた仕事をする人の作業車はホント綺麗です。
作業道具にはかなりのこだわりがあります。
中には薬液を通し、放置すれば、薬剤成分や
細かなゴミが詰まってしまうものなどもありますが
私が以前、同業者にノズルを貸せた時、
使用後には、次に使うときのことを考え、
真水を通し、詰まり確認までして大切に扱ってくれる方がいました。
逆に、この道具は詰まりやすいから面倒だと言った方もおりましたが、
この両者には、仕事を見ていても明らかに技術に差があるように思いました。
道具とは自分たちにとって、手や指の様なものです。
そして道具を大切にして、考えた仕事をする人の作業車はホント綺麗です。
2009年04月18日
無意味な処理
トイレ入り口の写真です。
敷居と柱に防蟻工事で開けられた穴の跡があります。
トイレは土間式(土が詰め込んであり床下空間が無い)に見えますが
ここは普通に床下空間があります。
実際はそのどちらにしても、シロアリ対策上、意味の無い処理で
これを行った人は何を考えてやったのかこちらが考えてしまします。
こう云う無意味な物を見ると虚しくなってきます・・・。
2009年04月16日
床下調査
過去に玄関にシロアリが出たと言うお宅に調査に行きました。
その時に、防蟻工事を行ったようですが
玄関柱などには、ドリルでやたらと大きな穴をあけた跡がありました。
しかも食害の形跡はありません。
その部分の予防として何かしたかったのだろうけど
薬剤をポイントに届ける他の方法は考え付かなかったのだろうか・・・。
床下から玄関付近に行き調査しましたが土台や框は健全でした。
土留めがあり、土と接触している状態でしたので
少しほじるとシロアリが付いていたであろう木片とほんの少しの被害跡だけ
確認できました。このような部分は単に薬剤を撒くのではなく
木と土を離してやることが先決です。薬剤は二の次です。


その時に、防蟻工事を行ったようですが
玄関柱などには、ドリルでやたらと大きな穴をあけた跡がありました。
しかも食害の形跡はありません。
その部分の予防として何かしたかったのだろうけど
薬剤をポイントに届ける他の方法は考え付かなかったのだろうか・・・。
床下から玄関付近に行き調査しましたが土台や框は健全でした。
土留めがあり、土と接触している状態でしたので
少しほじるとシロアリが付いていたであろう木片とほんの少しの被害跡だけ
確認できました。このような部分は単に薬剤を撒くのではなく
木と土を離してやることが先決です。薬剤は二の次です。
2009年04月14日
防蟻シート
防蟻シートを敷き込んである床下の調査をしました。
まずはこの状況を見て一言、防蟻効果はありません。
逆にシロアリが到達すれば上がりやすいんではないかと・・・。
防蟻シート工法とは、説明書の上では非常にきれいに出来ています。
と言うか書けています。
しかし、実際に現場で施工するにはいろいろな弊害が出てきます。
作業のタイミングも非常に大事ですが
まずは地面の転圧がどの程度行われているかが問題で
敷き込み作業の出来映えに大きく影響します。
基礎周りや束周りは砂と薬液でシートが基礎から剥がれないよう処理しますが
たとえ固まっても、その後の業者さん達の作業でシートは踏まれ
どんどん動いて剥がれますし、転圧が悪く石がごろごろしていれば
穴も開いていきます。
そのようなことを踏まえて、工夫の出来る技術者が作業しなければ
何の意味もない工事となってしまします。
早い話、机の上で出来た工法だと私は思っております。
2009年04月13日
カンザイシロアリ記事
昨日のアメリカカンザイシロアリの記事について、
シロアリフォーラムの星野氏から連絡頂きました。
近県からの飛来の可能性とは非常に言葉と説明が悪く、
被害に気付いていない建材や家具の移動
による被害の拡散を重要視するべきだとの事です。
また、カンザイ系のシロアリはアメリカカンザイシロアリだけではないと
常に頭にいれなければなりません。
外来種のカンザイシロアリは静岡にもおり、実物も確認しているとの事。
常にいろいろなシロアリとやりとりしている方の説明、言葉には非常に重みがあります。
シロアリフォーラムの星野氏から連絡頂きました。
近県からの飛来の可能性とは非常に言葉と説明が悪く、
被害に気付いていない建材や家具の移動
による被害の拡散を重要視するべきだとの事です。
また、カンザイ系のシロアリはアメリカカンザイシロアリだけではないと
常に頭にいれなければなりません。
外来種のカンザイシロアリは静岡にもおり、実物も確認しているとの事。
常にいろいろなシロアリとやりとりしている方の説明、言葉には非常に重みがあります。
2009年04月11日
アメリカカンザイシロアリ
今日の静岡新聞でアメリカカンザイシロアリについて掲載されていました。
県内被害報告なしとなっていますが
実際はわからないだけ、ですでにいると思った方が賢明だと思います。
また、シロアリフォーラムからも、他新聞の記事、情報を頂いたと同時に
ヤマトシロアリの羽アリ出現情報も頂きました。
マニュアルではゴールデンウィーク前後に羽アリが出ると言いますが
虫にはゴールデンウィークの言葉すらわかりません。
条件次第で出てきますので通説に惑わされず注意しましょう
県内被害報告なしとなっていますが
実際はわからないだけ、ですでにいると思った方が賢明だと思います。
また、シロアリフォーラムからも、他新聞の記事、情報を頂いたと同時に
ヤマトシロアリの羽アリ出現情報も頂きました。
マニュアルではゴールデンウィーク前後に羽アリが出ると言いますが
虫にはゴールデンウィークの言葉すらわかりません。
条件次第で出てきますので通説に惑わされず注意しましょう
2009年04月08日
飼育ケース
ヤマトシロアリの飼育ケース内が活発になってきました。
兵蟻も姿を見せてくれたのですが、少しの音で隠れてしまうので
写真を撮るのに苦労しました。
ある意味職蟻の方が胆が据わっています。
そろそろ、食われるはずが無いと
某シロアリ屋が言っていた物を投入しようかと思っております。
2009年04月05日
外部侵入
昨日は1月22日に載せた
外部の電気配線カバーからヤマトシロアリが侵入した現場へ
駆除施工に行きました。
調査の段階で雨染みがあったので
その補修も兼ね、シロアリの活性が上がる今月に施工する事となりました。
床下ではクロアリの侵入もあったためか
シロアリは通常よりも隠れるように被害を出していました。
さっそく泡を入れるとシロアリは押し出されてきました。
ここが侵入経路となった配線カバー内部です。
床下から被害通路内部に薬液が滲み落ちるよう
低圧で処理しましたが、しっかり届いたようです。
薬剤は被害の動きを考えて使用すればほんのわずかで済みます。
大げさな穴や高圧噴霧は必要ありません。
2009年04月02日
イエシロアリ
イエシロアリを見つけました。
日当たりも悪くまだ肌寒いせいか
活性は低く、兵蟻も逃げる傾向にありました。
こちらは日当たりが良く
巣も見当がついている個所です。
防御液を出した兵蟻が出てきましたが
それでも数匹程度でまだまだ低活性です。
イエシロアリには少し時期が早かったですが
行動が活発になる5月、6月に
同じ個所で写真を撮ってみようと思います。