2009年10月31日
梁の被害
ヤマトシロアリによる天井裏の梁の被害です。
ヤマトシロアリは、イエシロアリに比べると、
比較的小規模な被害が多く、土台や床組み材に被害は多く見られます。
しかし、水の確保が容易だと、集団も大きくなりやすいのか、
高い場所まで被害を及ぼします。
そして被害の程度も大きなものとなってきます。
この現場の場合も、浴室から少しづつ水が浸みていました。
よく、ベランダや2階窓の枠の劣化から、水染みがおこり、
ヤマトシロアリが高い場所で被害を出す事がありますが
早期に発見し原因を断つ事が予防の第一歩につながります。
2009年10月30日
注意したい裏口
裏口の階段付近です。
階段が土台部分を超え結構高い位置まで来ています。
基礎と階段は、コンクリートの打つ時期も違うため、
必ず隙間ができます。
その隙間がシロアリにとっては好都合で、
ダイレクトに土台や壁内柱に侵入できます。
また、基礎仕上げのモルタルに割れが見られますが、
これがひどくなり、モルタルが浮いた状態になると
基礎とモルタルの間もシロアリは侵入してきます。
簡単に目視できる状態ではないので
しっかりと注意していきたい個所です。
※濡れているのは水です。薬剤ではありません。
2009年10月27日
玄関ポーチ裏
基礎パッキンの玄関ポーチ裏の土台付近です。
基礎構造はベタ基礎でシロアリは上がりにくい構造です。
しかし、よく見れば土台の奥はコンクリートが見えており、
ポーチ部分は土台より高い位置までタイルに覆われています。
シロアリは床下からではなく、ポーチ部分から、
大した蟻道の構築もなく床組み材に進入できます。
土台下部は加圧注入材を使用していますので、それ自体の被害は
あまり心配ありませんが、侵入を阻止することはできません。
侵入すれば加圧注入材を通過し、他の床組み材、壁内柱などに被害を出していきます。
この状態はシロアリ対策上、好ましくはありません。
2009年10月22日
防蟻シート
床下に防蟻シートが敷いてあります。
しかしこの状況は、ただ敷いただけで
防蟻に対する効果はありません。
防蟻シートにもマニュアルはありますが、
机の上で出来たようなマニュアルです。
シートを敷き、床がふさがるまでは、いろいろな業者が上を歩き
作業しますので、多少動いても問題ないように、
しっかりと考えながら敷きこんだり、石などが多く
破れやすいと判断した場合などはしっかり地面をならしてから
敷き込むなどいろいろな配慮が必要となってきます。
2009年10月09日
免許更新
今日は、しろあり防除施工士の更新のため
名古屋まで行ってきました。
東名の集中工事が気にはなりましたが
車で行ってみると渋滞に合う事もなくラッキーでした。
3年に一回の更新ですが、毎回思う事、
もっと近くでやってくれ・・・。
2009年10月02日
原因改善
床下のカビの様子です。
少々湿気があり、カビが生えていると、
すぐに床下換気扇や調湿材を薦める業者があります。
しかし、原因を考えればそのようなものは必要ない場合があります。
この現場の場合は、お風呂場のタイルに出来たクラックから
少しずつ水が浸みていた事が原因と思われました。
改築工事と同時進行だったため、原因部分の補修で充分と判断しましたが
約2ヶ月たち、カビは一切見られなくなりました。
換気扇という余分な商品が必要でなくなり、お客様にも満足していただけました。