2010年02月22日
無意味な穿孔
現場では、たびたび意味の無い穿孔(ドリルで木に穴をあける事)を見かけます。
この現場では、かよわい蟻道の近くで、
根太掛けや根太に無闇に穴をあけられています。
はっきり言って薬剤は入りません。
※この現場は穿孔すら必要ではありません。
被害の状態をしっかりと見て、なるべく小さく、
一つでも少ない穿孔で被害材内部に薬剤を届けるのが
シロアリ屋の仕事だと思うのですが・・・。
これではシロアリより、ドリルによるダメージの方が大きいです。
予防工事でもこんな風景がたまにあります。
シロアリの被害も何もない土台などに等間隔で穴をあけ、
薬剤を注入するという穿孔処理法・・・。
見ると悲しくなってきます。
何も知らないお客様から見ると、非常に丁寧に見えるようですが
効果やダメージを考えれば、あんな無意味な処理はありません。
もう一度書きますが、シロアリよりドリルによるダメージの方が大きいです。
2010年02月06日
外部からの蟻道
基礎外部からのばされた蟻道です。
こういった侵入は多いものです。
このような場合、床下がコンクリートだろうが
主要材が鉄骨だろうが関係ありません。
どんな住宅でも必ず木材が使われていますし
和室の畳や押し入れに被害が出ることも少なくありません。
シロアリが侵入しにくい構造でも
外部にしっかり目を配る事が大切です。