2010年06月17日
配管周り
新築時の配管立ち上がりです。
口の部分のテープはめくってはいけませんが
その他の部分は確認が必要です。
シロアリの侵入ルートが隠れています。
必ず侵入するかといえばそうとは言い切れませんが
下手なマニュアル式大量散布をするよりも
このような個所をしっかり押さえていく方が効果的です。
2010年06月09日
玄関付近のクラック
玄関ポーチと基礎立ち上がり部分です。
拡大すると境目は隙間があります。
玄関付近の羽アリの発生やドア枠などの被害で
床下はなんの被害もないという事があります。
知識のない業者では、直接羽アリが住み着いただの保証外だの言います。
しかしポーチ部分のちょっとした侵入ルートに気を配れば答えは簡単に出ます。
タイルやモルタルが張られても、基礎とは完全に一体にはなりませんので
クラックや浮きができてきます。
そこを利用して侵入し、玄関周りに被害を出していきます。
薬剤の種類や濃度を考えて使うのは当たり前ですが
特に新築時のコンクリートのアルカリ濃度が高いうちは尚更です。
2010年06月02日
施工の傷を減らす
玄関壁部分の写真です。
玄関が建物よりはみ出した構造ですので
この部分は床下から確認できません。
玄関は構造上、シロアリの被害が多い場所ですので
何かしらの対策がとられます。
しかし、無闇に穴をあけ薬剤を処理するのもスマートではありません。
この現場の場合、この位置から低圧で薬剤処理しましたが
4尺5寸(1.365m)先の土台と基礎の隙間にまで薬剤が浸み込みました。
すべての現場がこうなるとは限りませんが
マニュアル式に毎回同じ場所に穴をあけたりするのではなく
現場で状態をよく観察して、自作や特注の道具を使い
考えて施工すれば余分な傷(穴)は少なく出来ます。