2009年02月28日
放置されたゴミ
今日は点検に行きました。
シロアリ等の問題はなく、お客様にも
安心していただきましたが、その他で問題です。
それは床下のゴミです。
余分な断熱材や木くずが放置されており
明らかに新築時の不手際だと思われます。
ゴミはすべて回収しましたが、その量は土のう袋3袋分でした。
新築時によく思いますが、綺麗な現場と汚い現場では
現場全体の質に明らかに差が出ているものです。
2009年02月26日
構造
玄関ポーチにある壁下地です。
この様子ですと、住宅完成時には
木部が埋まってしまうのではないかと思われます。
玄関周辺は非常に被害の多い個所でもありますので
万が一シロアリの侵入があれば
招き入れてしまう様な構造です。
たとえ新築時に防蟻処理されたとしても
効果は何年も持ちません。
地面とはできるだけ距離をとる事が
一つの予防処置となるのです。
2009年02月24日
畳
今日はイエシロアリによる畳の被害です。
被害個所の形でもわかりますが
この上にはタンスが乗っていました。
なかなか開ける事が無いタンスだったようで
衣類も被害を受けボロボロの状態でした。
一般的にシロアリは木を食べる虫と認識されていますが
木以外でも、紙製品や地下配線など、かじれれば何でもかじります。
また、家全体がコンクリートの住宅や鉄骨住宅でも
必ず木材は使われております。
和室、玄関、壁、床・・・挙げるとキリがありませんが
侵入されればダイレクトに床上に被害が出ますので油断は禁物です。
2009年02月22日
枕木

イエシロアリと枕木の写真です。
一般的に、枕木は防腐、防虫効果が高いと言われ、
ガーデニング等で使う方が結構います。
このお宅も、シロアリが来ないと思いこみ
駐車場の地面を枕木で覆っていました。

住宅の天井裏までの被害を逆にたどると
やはり行先は駐車場、枕木は酷く食害され
その下はシロアリが自由に往来するパラダイス状態です。
シロアリ対策での基本は、まずはシロアリの生息を
助けてしまうような構造、状態を作らない事が非常に大切です。
たったそれだけで状況は大きく違ったであろう現場は多いものです。
2009年02月20日
ゴキブリ
現場ではビックリする事がよくあります。
ゴキブリ駆除の際、ゴキブリ嫌いのお施主様ほど
「出てきた?いない?」と言いながら横で見ています。
そしてゴキブリが飛び出してくると
「ギャーッ!!ゴキブリーっ!!」
と凄まじい悲鳴を上げます。
その声の大きさと、ゴキブリと言う言葉に
私も驚いて一緒になって飛び上ります。
はたから見ていたら面白い光景でしょうね・・・。
ゴキブリ駆除の際、ゴキブリ嫌いのお施主様ほど
「出てきた?いない?」と言いながら横で見ています。
そしてゴキブリが飛び出してくると
「ギャーッ!!ゴキブリーっ!!」
と凄まじい悲鳴を上げます。
その声の大きさと、ゴキブリと言う言葉に
私も驚いて一緒になって飛び上ります。
はたから見ていたら面白い光景でしょうね・・・。
2009年02月17日
観察

イエシロアリの蟻土を崩した写真です。
崩した個所ではすぐに兵蟻(頭がオレンジ)による警戒が始まり
外からの刺激に対しては非常に攻撃的です。
指などを出せば噛みき、白い防御液を出して必死に集団を守ろうと奮闘します。
主要な箇所では職蟻(全体白色)による破壊部の修復もすぐに始まり
兵蟻が守る中、糞を付けながら頑張って塞いでいきます。
住宅に侵入したらこんなことを言ってられませんが
一生懸命な姿を見ていると感心してしまいます。
2009年02月15日
安全性
最近は、薬剤に対し不安を持つ方が増えています。
私はその気持ちがわかりますし、パンフレットの上では
安全な薬剤でも非常に神経を使います。
と言うのも、私自身が薬剤に弱い体質で
過去には、この仕事を辞めるよう医者に警告された事があります。
常に薬剤と接触する手は腫れ上がり、かゆみ、ただれが酷く、
寝ていても目が覚めてしまったり、目が覚めなくとも
睡眠中に手を掻きむしり、あちこちから出血している状態でした。
ひび割れに至っては通常の域を超え、刃物による裂傷と変わらないと
医者に言われていました。
独立してからは、メーカー指定薬剤もなく、薬剤の成分、製剤の形など
その他いろいろな面から薬剤を選定できるので、普通の手に戻りましたし
施工方法にも非常に選択肢が増えました。
安全性とは実験やパンフレットで決まる物ではないと身をもって経験した出来事です。
また、効果に至ってもパンフレットを鵜呑みにすると大変痛い目をみます。
特にイエシロアリ地域では注意です。
私はその気持ちがわかりますし、パンフレットの上では
安全な薬剤でも非常に神経を使います。
と言うのも、私自身が薬剤に弱い体質で
過去には、この仕事を辞めるよう医者に警告された事があります。
常に薬剤と接触する手は腫れ上がり、かゆみ、ただれが酷く、
寝ていても目が覚めてしまったり、目が覚めなくとも
睡眠中に手を掻きむしり、あちこちから出血している状態でした。
ひび割れに至っては通常の域を超え、刃物による裂傷と変わらないと
医者に言われていました。
独立してからは、メーカー指定薬剤もなく、薬剤の成分、製剤の形など
その他いろいろな面から薬剤を選定できるので、普通の手に戻りましたし
施工方法にも非常に選択肢が増えました。
安全性とは実験やパンフレットで決まる物ではないと身をもって経験した出来事です。
また、効果に至ってもパンフレットを鵜呑みにすると大変痛い目をみます。
特にイエシロアリ地域では注意です。
2009年02月14日
ネバダオオシロアリ
ネバダオオシロアリが水を飲んでいます。
外来種で、兵庫県の山林のごく一部にしかいないようです。
初めて見た時は、その大きさにびっくりした事をおぼえています。
湿材シロアリと言う割には乾燥状態も平気で
たまに、木の外に一滴の水をあげればぞろぞろと出てきます。
数が少ないのもあると思いますが
湿材でなくとも、行動範囲内に人間が思ってるよりも
本当に少ない、ごくわずかな水があれば生きて行けるようです。
2009年02月12日
ブロック

玄関外のポーチ部分の写真です。
ポーチに壁が出来る為、そこにブロックが使われています。
基礎とブロックの接点や、ブロック同士の継ぎ目は
シロアリが侵入しやすい、変化のある場所となります。
仕上げに、モルタルやタイルが貼られますが、
シロアリにとっては、外敵もいない密閉空間が出来上がり
通過されれば、目視も容易ではない壁内に被害が出てしまいます。
基礎パッキンで多少の空気の流れもできますが
通過される事例も多いので注意しなければいけないポイントです。
2009年02月10日
クワガタ
現場の朽木からコクワガタが出てきたようです。
冬にはどうしたらよいのか解らないとの事で自分の元に来ました。
まずは、軽く水分を含んだオガ屑などを、
飼育容器に深めに、そして硬めに敷き込んでやります。
足場になる木も埋め込んだ方がいいです。
表面には、ひっくり返っても起き上がれるように、枝や樹皮を置いてやります。
あとは温度です。通常は冬眠している時期なので、室内や家電製品の近くで
温かい場所においてやります。春が来たと錯覚させるのです。
しばらくすると活発に動き出しますので、必ず餌も入れてやりましょう。
飼育環境に慣れれば、頻繁に動き回る事が少なくなり、
昼間は姿を隠し、夜になると餌を食べに出てくるようになります。
そうしたら、少しずつ気温を下げてやり、もう一度冬眠させます。
容器とふたの間に新聞紙を一枚挟んだら(保湿、気温の下がりすぎを防ぐ為)
直射日光が当たらない、一日を通して気温の変化が少ない場所においてやりましょう。
ノコギリクワガタやミヤマクワガタは冬眠しない種ですが
コクワガタやオオクワガタは上手に飼えば何年か生きてくれます。
Posted by あり屋 at
18:27
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2009年02月08日
マニュアル
シロアリ対策には、防蟻シート工法なる物があります。
シートに薬剤が封入されており、それを床下全体に敷き込みます。
理屈はわかるのですが理屈でしかありません。
以前、シロアリ対策は防蟻シートに切り替えた住宅メーカーがありました。
数年後、イエシロアリにより甚大な被害が出てきてしまったとの事です。
問題はどこかと言いますと、一番はマニュアルに頼った事です。
施工を行う業者には忠告しておきましたが
仕事を行う技術者がいかにマニュアルにとらわれずに
危険箇所を見つけていくかです。
もっと言うと床下のマニュアル箇所はどうでもいい事もあります。
相手は生き物と常に頭に入れておかなければならないのです。
シートに薬剤が封入されており、それを床下全体に敷き込みます。
理屈はわかるのですが理屈でしかありません。
以前、シロアリ対策は防蟻シートに切り替えた住宅メーカーがありました。
数年後、イエシロアリにより甚大な被害が出てきてしまったとの事です。
問題はどこかと言いますと、一番はマニュアルに頼った事です。
施工を行う業者には忠告しておきましたが
仕事を行う技術者がいかにマニュアルにとらわれずに
危険箇所を見つけていくかです。
もっと言うと床下のマニュアル箇所はどうでもいい事もあります。
相手は生き物と常に頭に入れておかなければならないのです。
2009年02月06日
点検
床下の無料点検という言葉をよく聞くと思いますが
内容は業者によってさまざまです。
真面目な調査をする業者もありますが、
ほとんどは何とか工事をさせようという見積もり重視の調査です。
坪数だけ測って工事を勧めたり、
被害の無いお宅に被害写真を見せて嘘を言ったりとか・・・。
それが無料点検の落とし穴です。
私は基本的に有料点検の形をとっておりますが
それは他社との違いに満足して頂いた様々なお客さんからの提案でした。
大部分を占めるヤマトシロアリでは
薬剤を使わなくても普段からの対策で予防できる部分もありますし
簡単な被害では家庭用殺虫剤をひと噴きで済んでしまう事もあります。
被害もなくシロアリが来るかどうかもわからないお宅に
何が何でも薬剤を撒くのではなく、
簡単な対策と様子を見ていけばよい場合もあるのです。
内容は業者によってさまざまです。
真面目な調査をする業者もありますが、
ほとんどは何とか工事をさせようという見積もり重視の調査です。
坪数だけ測って工事を勧めたり、
被害の無いお宅に被害写真を見せて嘘を言ったりとか・・・。
それが無料点検の落とし穴です。
私は基本的に有料点検の形をとっておりますが
それは他社との違いに満足して頂いた様々なお客さんからの提案でした。
大部分を占めるヤマトシロアリでは
薬剤を使わなくても普段からの対策で予防できる部分もありますし
簡単な被害では家庭用殺虫剤をひと噴きで済んでしまう事もあります。
被害もなくシロアリが来るかどうかもわからないお宅に
何が何でも薬剤を撒くのではなく、
簡単な対策と様子を見ていけばよい場合もあるのです。
2009年02月04日
変な虫
気持ち悪い蜘蛛みたいなヤツが出てきました。
やたらと足が長くて、ユラユラと変な歩き方です。
蜘蛛とは少し違うみたいなので調べてみると
ザトウムシと言うみたいです。
初めて見ました。
それとも気付かなかっただけなのか・・・。
虫の死骸とかを食べるみたいなので
分解者として必要な虫ですね。
2009年02月02日
防湿コンクリート
この床下は防湿コンクリートです。
基礎とコンクリートの境目にクラックができています。
よくお施主様が、コンクリートでシロアリが来ないと思っていた
と言いますが、結構侵入されます。
だからと言って、コンクリートの上に大量に薬剤を撒いても
意味はありません。
侵入経路がわかればそこを処理すればいいのです。