2009年12月20日
空中蟻道
規模は小さいですが、変化も何もない空中に構築された
空中蟻道の写真です。
活性が高かったのか、それとも
他の何らかの理由があるのかはわかりませんが
この現場の様子では、活性が高かったのが理由かなと思います。
たまにこのような蟻道に出会うのですが
普通に蟻道を作った方が簡単そうなのにと思ってしまいます。
もしもシロアリと話ができるものなら
「なぜ?」と聞いてみたいですね。
案外、「へー、そうなんだ」みたいな理由があるのかもしれませんね。
2009年12月17日
玄関外側
玄関入口脇の写真です。
玄関はシロアリの侵入しやすい個所ですが
この場合は特に注意が必要です。
基礎が外壁に隠され、地に埋まっている状態です。
シロアリは外敵や日光にさらされる事もなく
容易に侵入する事が出来ます。
特に最近は、発泡系の断熱材が使用されますので
そちらに侵入のあった場合には活性も高まります。
幸い被害はありませんでしたので最低限の処理で済みました。
よくお客様に、あんたは外まで見てくれるんだねと言われます。
よくよく話を聞くと、他の業者は床下しかやってなかったとの話をされます。
しかし外回りというものは結構侵入ポイントがあるものです。
なるべく家に傷をつけず、考えながら薬剤を使用すれば
床下より、外に時間がかかることも多いものです。
2009年12月13日
見えない侵入
浴室の柱と外壁付近の写真です。
基礎や外回りには蟻道などの兆候はありませんが
断熱材をずらしてみると、被害痕が確認できます。
これは浴室内部方面からの侵入です。
タイル張りの浴室は、蟻道もないのに被害が出る場所として
よくあることですが、最近はユニットバスの普及により
このような被害は減っています。
しかし、これによく似た条件を持つのが玄関や裏口にあたります。
他より地面と土台が近く、タイルの裏から侵入されれば
床下ではなんの兆候がなくとも被害は進行していきます。
特に玄関ドア枠に木材を使用しており、その枠を
地面に埋め込んでいる場合は注意が必要です。
蟻道の構築云々の前に餌と遭遇できるも同然です。