2010年09月28日
修復されている蟻道
温泉施設調査時の写真です。
温泉に接している土台に向かいヤマトシロアリの蟻道が伸びています。
この部分の土台はある程度しっかりしていますが
水染みにより腐朽し土台がほぼ無くなってしまっている所もあります。
地面は防湿コンクリートが打たれていますが
温水管の影響か、非常に暖かくなっておりました。
蟻道が途中から黒く変色していますが、これは水分ではありません。
地面に落ちている蟻道の残骸や曲がりくねった形から考えると
何かしらの影響で何度か崩れているのではないかと推測しました。
温度や水の供給、コンクリートによる密閉など
よい条件が重なりこの場を放棄することなく
修復を重ね固く強い蟻道を作ったのではないかと思います。