2009年01月26日
防蟻土台

加圧注入材への侵入です。
工務店の話によると、イエシロアリの被害を避けたいとの事で
加圧注入材(工場で薬剤に漬けてある)を土台から柱に至るまで使用したとのことでした。
それにもかかわらず天井裏まで被害が出たとのことで調査しました。
最近は防腐、防蟻処理済みと印の入った土台が多いですが
確かにシロアリの被害はほとんど受けません。
しかし落とし穴があります。私たちから見れば当たり前の事ですが
通過はされてしまうのです。また、現場で加工された部分は無処理と同じです。
通過されれば畳や押入れの布団、段ボール、紙製品、タンスや衣類
かじれるものにたどり着けばみんな被害にあいます。
もちろん鉄骨住宅だろうとコンクリート住宅だろうと同様の被害が出ます。
そしてもう一つ問題があります。
この工務店の防蟻業者の仕事が非常にお粗末だった事です。
それが防蟻業者への不信感となり、主要建材すべてを加圧注入材にしてしまえばと考えたそうです。
悲しい話ですね。
Posted by あり屋 at 18:41│Comments(0)
│シロアリ