2011年10月18日

目に見えない部分


シロアリは床下からだけ上がるものではありません。

基礎には仕上げにモルタルを塗ってあるものが多いですが

年月がたつとそのモルタル裏に隙間が出来ます。

目には見えません。

そこを通過し床下には蟻道の無い、しかし食害があるなどの被害が出ます。

イエシロアリの多い地域では、長年住んでいる方や大工さんがそれに気付き、

わざとモルタルを塗らないなどの対策を取ったりしますが

知らずにビックリされる方の方が断然多いです。

うまく薬剤を注入処理すると、目に見えて隙間の範囲がわかります。

ただし、入れ方を間違えれば注入の力でモルタルが剥がれ落ち

最悪の見た目になりますので注意が必要です。

  

Posted by あり屋 at 21:11Comments(0)TrackBack(0)シロアリ

2011年09月17日

イエシロアリ点検


イエシロアリの生息する地域からの調査依頼がありました。
8月中旬に玄関ドア枠に小規模ながら被害があった為、
お施主様が市販の殺虫剤をかけたようです。
その後9月に入り、またシロアリがいたとの事で殺虫剤をかけたようですが、
やはり心配な為点検したいとの事でした。

現在、ドア枠では虫そのものの確認はできなく床下も被害は無い状態でしたが
家屋と接した倉庫ドア枠にイエシロアリの生息を確認、
また、家屋に立てかけた廃材を一枚一枚めくると
べったりとシロアリがついている状態でした。
状況的に玄関ドア枠にはまたシロアリが戻ってくる事でしょう。

この場合、お施主様は「すぐに床下全面の防蟻工事だ」と思うだろうし
そう言う業者もいると思いますが、そんな事は二の次です。

まずはこのシロアリの集団のみをしっかり駆除する事です。そして
市販の殺虫剤や防蟻剤は使用厳禁です。
それをお施主様にもしっかり伝え、また守らなければ
その場だけ、見た目だけの駆除となり
ほとんどの場合は被害の拡大、再発となります。

  

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2011年09月04日

花壇


家屋外周に花壇を作ってある方をたまに見ます。

床下から通風口を見ると土で塞がれ機能していません。
また、家屋外部から直接シロアリが侵入する可能性が高くなります。


過去の業者はその点に気付いている様子がある。

しかし、この通気口両サイドの土台穿孔処理は戴けない・・・。

お客さんから見ると案外丁寧に見えるような話を聞く。

でも、まともな業者から見れば

最 低 な 仕 事 だ !

原因改善(花壇撤去)に勝るものはありません。
  

Posted by あり屋 at 08:39Comments(2)TrackBack(0)シロアリ

2011年08月26日

残念でなりません。

大変有名なシロアリ技術者、星野伊三雄氏が亡くなられた。
非常に大きな存在を失った。

数年前からシロアリフォーラムに参加させて頂き
技術交流会や施工現場、調査への同行、電話でのやり取りの中で
さまざまなヒントを与えてもらい、また指導してもらいました。
サラっと話す言葉に非常に重みがあり
星野さんがよく言っていた
「現場の人間が一番偉い」
の言葉通り衝撃を受けるほどの技術屋でした。
道具も手作り、それを見てワクワクしている私に
「お~っ?」
と言いながらニコニコしている姿は忘れられません。

星野さん、安らかにお眠りください。
  

Posted by あり屋 at 22:29Comments(2)TrackBack(0)シロアリ

2011年08月22日

ツーバイでの被害


ツーバイ工法の改築時に解体された柱です。
この現場は他業者での駆除後も数年後から毎年羽アリが発生、
羽アリの出る場所も2か所、3か所と増えていったようです。
床下、外回りには蟻道が無く、
目視できないタイル張りの浴室内部からの侵入でした。
浴室からの水が少しづつ浸み出していたため
腐食やシロアリの被害がありましたが
この面では大した被害はわかりません。

同じ柱の裏面です。
合板や防水紙と柱の合わさる面、
張り合わされた柱の間等を食害、利用し
2階まで侵入し羽アリを出していました。

前の業者が失敗している原因は
マニュアル的な施工しかしていなかったからです。
ツーバイは構造上、シロアリが侵入すると目に見えない被害が多く
施工も工夫をした難しいものになってきます。
リフォーム工事などの工程に組み込まれる場合は
相手側にしっかり理解してもらわないと非常に中途半端な施工となり危険です。
  

Posted by あり屋 at 10:01Comments(1)TrackBack(0)シロアリ

2011年07月24日

床下以外


玄関上がり框下の写真です。
穿孔穴、ノズル先端ともに私の持っている
一番細いもの(売ってはいません)で処理しています。

この処理はどこででもするものではなく
詳細な調査、タイルの付け方を把握したうえで行っています。

自分が薬剤をどういう状態でイメージ通りに届けたいかを納得するまで考え、
圧力調整をしながら、大概は床下以上の時間をかけ施工します。

よく、めずらしそうに見ているお客様が
「前の業者はそこまでしてくれなかった」とか
「ただ薬剤を撒くだけではないんだ」と言います。

見える所に撒くだけ、マニュアル施工なんかは誰でも出来ます。

しっかり考えてその場に合った薬剤と処理を行うのが自分達の仕事です。  

Posted by あり屋 at 10:28Comments(2)TrackBack(0)シロアリ

2011年07月17日

イエシロアリ点検


十年近く前にイエシロアリの駆除をした現場に点検に行きました。
結果は良好です。

当時、天井裏に入り梁を叩くと
カチカチと
兵蟻が威嚇する音が聞こえました。

一緒に入った防除士S.Oさんと
「いるね」
と言っていた矢先、四方八方から

カチ・・・ カチカチ・・・
カチカチカチ!!

か、囲まれた!!!

みたいな勢いでした。
たぶん(;´ д ` )こんな顔していたはずです。

なんとか駆除はしましたが
今お互いに知恵を出したら
全く違う駆除法をするんだろうなと思います。


しかし、防除士Y.Mさんの話では
この近所で毎年羽アリが出て、そのたび業者が来る現場があるらしい。
何たらワンワンとか既に????万とか・・・。
シロアリではなく結果が恐ろしすぎです。  

Posted by あり屋 at 15:54Comments(0)TrackBack(0)シロアリ

2011年07月10日

ネバダオオシロアリ


ネバダオオシロアリ飼育ケース内です。
生息していた木材の手前に水を含ませたスポンジ、
左に新しい木材を置いておきました。

土壌とはあまり関係の無い種のようですが
見事に糞による蟻道で二つをつなげました。
スポンジに向かっては水取り蟻道では・・・。

乾いた木材も蟻道がつく前に木口をかじって孔開けてましたし
水さえどこかからか取れれば良さそう。
これは一般住宅も危なそうですね。  

Posted by あり屋 at 21:35Comments(0)TrackBack(0)シロアリ

2011年05月31日

道具

大工さんの作業場に行った。

とても奇麗に整理、整頓、清掃されていて清々しい。

そこで、大切に使用している玄翁(げんのう)や鉋(かんな)を見せてくれた。

刀鍛冶の名前が彫ってあり、まるで日本刀みたいだ。

玄翁一つとってみても、部分的に材質や硬さが考えられていて、

素人が見てもわからない程の微妙な角度なども付いている。

私達がその辺りで購入する物とは次元が違うらしい。

まずは自分のと打ち比べてみろとの事。感想は、

全く違う!

素人の私でもはっきり分かった。

親方はニッコリ笑い、使い込まれた、でも綺麗に整頓された道具箱に収めた。

なんか、武士みたいだ!  

Posted by あり屋 at 22:31Comments(1)TrackBack(0)その他

2011年05月27日

思い出した


こんな穴のあいた現場があった。

これを見た時に12㎜ものドリルで、

被害もない木に穿孔している作業員と話した時の事を思い出した。

なんでそんな事をするの?

加圧注入材の断面写真を持っていた作業員は

加圧注入材ですら表面しか浸み込まないから
こうやって芯に浸み込ませるんだ


ほ、本気でそう思ってるの!?

薬剤は入るわけもなく

その人の顔にはよく薬剤が飛んでくるようです。

また、穴をあけていると蟻道の無い被害を

たまに見つける事があると言い出した。

勉強しなおしてくれ・・・。  

Posted by あり屋 at 20:16Comments(1)TrackBack(0)シロアリ

2011年02月22日

施工後も注意する


新築での基礎外側の写真です。
寺院のため石造りの階段が土台部分まで置かれています。
一般的な防蟻工事では、床張り前に施工をして完了となりますので
基礎の周りには階段などの付属物が無い状態がほとんどです。
しかし施工後も現場に顔を出していると
通常の施工なんかよりも注意しなければならない個所が必ず出来てきます。
  

Posted by あり屋 at 17:18Comments(0)TrackBack(0)シロアリ

2011年01月24日

床下の無い現場


店舗床の写真です。
床下は転がし根太に床張りで入ることはできません。
このような現場ではちょっとした所から
少しでも情報を得ようとします。
こんな配管周りも案外役に立ってくれます。
そしてあとはイメージが頼りです。
目視できない部分のどこにどのように薬剤を付けたいか、
どうすれば予測通りに薬剤がまわってくれるか、
それにはどの様な道具が必要か、
それを常に考えながら仕事が出来るので
店舗のような現場は非常に面白いです。


  

Posted by あり屋 at 21:02Comments(0)TrackBack(0)シロアリ

2010年12月24日

床の高さ


床下の通気口付近です。
ここは床高も十分で、通気口も高さ22cm位あり非常に作業しやすい現場です。
どこの現場もこの位の通気口と床高があればと思います。
シロアリ屋にとって、床下でのほんの数センチはかなり重要です。
たとえ5mmでも通過に支障が出る場合もあります。
20代前半位までは、小さい通気口や低い床下に入るのを競いました。
中には「お前は猫か!!」みたいな人もいます。
一番すごいので高さ16cmの通気口を通過できる猛者もいました。
しかしそんなことを競い続けるといつか痛い目を見ます。
胸部がはまってしまい身動きもでずパニックをおこします。
また、低い所は息を吐き胸の厚さを無くしながら入りますので
はまってしまうと胸が圧迫され息がうまくできません。
苦しさにマスクを取れば砂埃で余計に苦しく、咳込めば圧迫で胸骨に激痛、
もちろんそんな床の低い場所では仲間がいても引っ張り出せる訳もなく
床を剥いで助けてもらうか、その場で恐怖を抑えつけ自力でなんとか脱出するしかないのです。
その怖さを味わい転職した人もいると聞いた事があります。
もちろん私もはまりました。叫ぶ寸前で自力脱出でした(笑)
今でも低い床下や小さい通気口を見ると怖くて仕方ありません。
  

Posted by あり屋 at 15:28Comments(3)TrackBack(0)シロアリ

2010年12月03日

外部侵入


住宅の基礎にブロック壁がギリギリに設置されています。
見栄えもよく作られた為、水切りの下の僅かな部分も
ピッタリふさがれています。
しかしこれはシロアリには丁度よい進入経路になってしまします。
そして右に見える基礎面のタイル裏も同じ様な事が起こりえます。
床下に蟻道はなくてもこのような場所から被害が発生したりします。

  

Posted by あり屋 at 14:17Comments(1)TrackBack(0)シロアリ

2010年11月06日

禁煙


久しぶりの書き込みとなりました。
実は禁煙をしておりました。
値上げもあるし体に良いわけもないしと
禁煙外来に行ったわけです。
今の所は順調で大した苦も無く禁煙出来ています。
禁煙時に登録したサイトを毎日確認し
変わっていく数字やステータスを楽しんでいます。

ステータス: 副部長
卒煙日: 2010年 10月 11日
卒煙からの日数: 0年 0ヶ月 26日 1時間 13分
延びた寿命: 3日と23時間31分
節約できた金額: 22924円(節税分 10202円)
節煙本数: 1042本 104.2m 琵琶湖最大深度
  

Posted by あり屋 at 21:33Comments(0)TrackBack(0)その他

2010年10月02日

イエシロアリ駆除現場



以前ここに書いたイエシロアリの駆除現場です。
大分期間が開いてしまいましたが
シロアリの状態を確認しに行きました。
8本程度あった蟻道や生息部分を見たところ
1本の蟻道を残し生息は確認されませんでした。
巣の特定はできませんでしたが
各所でシロアリの死骸が見られ
玄関内断熱部分もシロアリの動きが無くなりました。
生息があった1本の蟻道は違う系統なのかもしれません。
その部分の処理をしましたので次回で駆除が完了出来ればと思っております。
今の所、薬剤は1リットル程度と粉剤数吹きで済んでいます。




  

Posted by あり屋 at 22:23Comments(0)TrackBack(0)シロアリ

2010年09月28日

修復されている蟻道


温泉施設調査時の写真です。
温泉に接している土台に向かいヤマトシロアリの蟻道が伸びています。
この部分の土台はある程度しっかりしていますが
水染みにより腐朽し土台がほぼ無くなってしまっている所もあります。
地面は防湿コンクリートが打たれていますが
温水管の影響か、非常に暖かくなっておりました。
蟻道が途中から黒く変色していますが、これは水分ではありません。
地面に落ちている蟻道の残骸や曲がりくねった形から考えると
何かしらの影響で何度か崩れているのではないかと推測しました。
温度や水の供給、コンクリートによる密閉など
よい条件が重なりこの場を放棄することなく
修復を重ね固く強い蟻道を作ったのではないかと思います。





  

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2010年09月19日

現場フォーラム

9/17、18日とシロアリフォーラム現場研修会が開かれました。
設計士さんからシロアリ関連の各専門家、研究者さんなど
20人以上が愛知県のイエシロアリ被害現場に入り
宿泊先では深夜まで熱い討論会が行われました。
全国各地から集まった本物の技術者なだけに
非常にレベルが高く核心をついた話ばかりです。
とても有意義でよい意味で緊張感のある二日間でした。

しかし、デジカメを忘れたアホな私でした・・・。
  

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2010年09月09日

断熱工法


床下基礎面の断熱材です。
水周りが独立、そこのみ内断熱工法となっています。
配管周りや水抜き穴を確認すると
シロアリは容易に侵入できる状態となっていました。
断熱材にシロアリが侵入すると非常に厄介です。
本当は全部剥がしてしまいたいのですが
住宅の仕様となっている為なかなかそこまでの許可は出ません。
侵入させない為の最小限の撤去をする事で了解を得ました。
新築でも外断熱、内断熱が多くなっていますが
ただ単に薬剤を使用しても断熱材への侵入は防げません。
また、小規模な被害である事が多いヤマトシロアリでも
侵入すると予想以上の被害となったり
習性上、イエシロアリよりも難しい駆除となる現場が
どんどん増えていく事が容易に想像できます。
そして、問題なのが保証書です。
新築時、既築時ともに何の対策もせずにマニュアル施工をし
その結果断熱材に侵入があった場合
間違いなく保険は使用不可能と判断される事でしょう。
まともな防除業者は何かしら住宅メーカーへの説明や
出来る範囲での対策を考え、また実行しているでしょうが
住宅の設計、仕様の問題というのは結構ハードルが高く
なかなか思うようにいかないのも現状です。
薬剤屋さんとも話しましたが、簡単なようですんなりいかない
なかなか大変な問題です。  

Posted by あり屋 at 23:27Comments(0)TrackBack(0)シロアリ

2010年08月31日

排水枡


町場の住宅では家同士が密接しているため
床下に排水枡がある事があります。
漏水などがおこり、塩ビの枡に作り替えられる事もありますが
そのようなキッカケがないと、住んでいる方も
床下の枡がどの様なものか知らない場合が多いです。
この現場の枡は蓋もなく、隙間だらけで
ゴキブリが多く発生しています。
ゴキブリが大の苦手の私も気合を入れて床下に入りましたが
薬剤施工の前に発生原因を改善する事がもっとも大事になります。

  

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